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急に一人になりたくなる|INFJが、人といたいのに離れたくなる理由

INFJ・恋愛と距離

さっきまで笑っていたはずなのに、帰り道の途中で、ふっと心のシャッターが下りる音がする。「楽しかったね、またね」と打ち終えた指が止まって、いまは誰とも話したくない、と急に思う。

相手のことは好きだ。会いたくて会った。それなのに、無性に一人になりたい。スマホの通知を伏せて、自分でも戸惑う。さっきまであんなに笑っていた自分は、どこへ行ってしまったんだろう、と。帰り道の足音だけが、やけにはっきり聞こえてくる。

人が嫌いなわけでもないのに、急に距離を取りたくなる自分を、薄情なのではないかと責めているなら、この記事はその戸惑いに、責めない言葉で答えるために書きました。

夜、ベッドに腰掛けて窓の外の夜景を見る後ろ姿

楽しかったのに、なぜ急に一人になりたくなるんだろう

これは、あなたが人付き合いを苦手としているからでも、わがままだからでもありません。INFJの傾向を持つ人には、とてもよく起きることです。むしろ、人と深く関わる人ほど、このスイッチは強く入ります。

あなたは冷たいのではなく、人の感情を受け取りすぎている

INFJの傾向を持つ人は、その場にいる相手の気持ちを、ほとんど自動的に受け取ってしまいます。相手が少し沈んでいれば、言葉にされる前にそれを察し、楽しそうにしていれば、その熱量を一緒に抱える。意識してやっているわけではなく、気づけば部屋の空気ごと、自分の中に取り込んでいるのです。

だから、たとえ好きな人との楽しい時間であっても、過ごせば過ごすほど、自分の中に「自分のものではない感情」が静かにたまっていきます。一人になりたくなるのは、その人から逃げたいからではありません。受け取りすぎた感情の中から、どれが自分のものなのかを、もう一度ひとりで仕分けする必要があるからです。

夜、部屋の隅で膝を抱えて座り込む姿

一人の時間は、あなたが自分に戻るための時間

もうひとつ、あなたは出来事の意味を、内側の奥のほうで時間をかけて消化します。その場で交わした会話も、相手の表情も、あとから一人で静かに辿り直して、ようやく自分の中におさまる。

急に、と感じるのは、たまっていく感覚に、自分でもなかなか気づけないからです。容量がいっぱいになるまでは笑っていられて、あふれた瞬間にシャッターが下りる。だから「急に」一人になりたくなる。それは関係を壊したいのではなく、その関係をこれからも大切にしていくための、手入れの時間なのです。

「離れたくなる」のは、薄情だからじゃない

「せっかく会ったのに、こんなふうに思うなんて」。そう感じて、まだ一緒にいたいふりをして、自分の限界を押し殺していませんか。

けれど、一人になりたいと思うことと、その人を大切に思っていないことは、別のものです。あなたは相手との時間を、ちゃんと味わっている。ただ、味わったぶんだけ、自分に戻る時間が必要なだけです。離れたくなる頻度が多いほど、薄情なのではなく、それだけ深く受け取っている、ということなのかもしれません。

一人になりたくなる自分を責めるたびに、あなたは自分のいちばん繊細な部分を、少しずつ持て余すようになっていきます。

朝、開いた窓とゆれるカーテン、湯気のマグカップ

あなたは、薄情な人じゃない

あなたは、薄情な人ではありません。ただ、人を深く受け取りすぎてしまうだけなのです。一人になりたくなるその感覚は、あなたが人と関わり続けていくために、もともと備わっている仕組みなのかもしれません。

自分がどんなふうに人と関わり、どんなふうに自分に戻る人なのか。その出入りの順番を知っておくと、急に訪れるこの感覚に、あとから自分の言葉で名前をつけられるようになります。

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