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「どっちでもいい」と言ってしまう|ISFPが、自分の本音が分からなくなる理由

ISFP・恋と本音

「ごはん、どこにする?」と聞かれて、「どっちでもいいよ」と答える。「この映画とこっち、どっちが観たい?」にも、「どっちでも」と返す。相手が嬉しそうなほうを選べば、それでいい。そう思って、笑っている。

けれど、ふとした夜に気づく。自分は、本当はどうしたかったんだろう、と。聞かれても、すぐに答えられない。合わせることが続きすぎて、自分の「こうしたい」が、どこにあるのか分からなくなっている。

そんな自分を、自分がない人間だと責めているなら、この記事はその問いに、責めない言葉で答えるために書きました。

テーブルの上の二つのマグカップと、迷う手

なぜ、「どっちでもいい」と言ってしまうんだろう

これは、あなたに意志がないからでも、自分を大切にしていないからでもありません。ISFPの傾向を持つ人には、とてもよく起きることです。

あなたは、その場の相手の心地よさを、強く感じる人

ISFPの傾向を持つ人は、目の前の相手の気分や、その場の空気を、とても生き生きと感じ取ります。相手がどちらを望んでいるかが、肌で伝わってくる。だから、その場では「合わせる」ことが、我慢ではなく、心からそのほうが心地いい、と感じられることがあります。

「どっちでもいい」は、いつも嘘とはかぎりません。その瞬間は、相手が喜ぶほうが、自分にとっても気持ちいい。だから、それは本音でもあるのです。けれど、それが何度も続くと、もっと静かな、自分自身の好みの声が、だんだん聞こえなくなっていきます。

夜、クローゼットの前に立つ後ろ姿

本音が分からなくなるのは、声が小さいから

もうひとつ、あなたの「こうしたい」は、たしかにあるのに、声が小さいのです。それは理屈ではなく、なんとなくの好みとして、静かに感じられるもの。はっきりと主張してはこない。

だから、「相手が喜ぶほう」という大きな引力に、いつも先に持っていかれる。自分の小さな声は、後回しにされ続け、やがて、自分でも拾い方を忘れていく。本音が分からなくなるのは、自分がないからではなく、自分の静かな声を、つい後回しにしてきただけなのです。

合わせてしまうのは、自分がないからじゃない

「相手に合わせてばかりで、自分というものがない」。そう思って、本音を見失った自分を、責めていませんか。

けれど、合わせられることと、自分がないことは、別のものです。あなたは、相手を感じ取る力が、人一倍強い。その力が、たまたま自分の声より大きく響いてきただけです。合わせてしまう自分を責めるたびに、あなたは自分のいちばん優しい部分を、欠点のように感じるようになっていきます。

窓辺で、一輪の花を手に取る

あなたは、自分がない人じゃない

あなたは、自分がない人ではありません。ただ、相手を感じる力が強くて、自分の小さな声を、聞き逃しやすいだけなのです。

自分がどんなふうに感じ、何を心地よいと思う人なのか。その感じる順番を知っておくと、「どっちでもいい」の奥にある本音に、あとから自分の言葉で名前をつけられるようになります。

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